矯正中の強い味方ウォーターピック

院長の大槻です。今回はウォーターピックについての説明をします。

まずは、ウォーターピックとはなんぞや？？
一言で言うと「水の力で、歯と歯の間の汚れを落とすと同時に歯茎のマッサージを行う」
装置です。臨床成績は抜群です。
歯間部のクリーニングは本来、歯間ブラシで行うのが最適とされています。
しかしながら、歯間部の空隙の大きさにより、何種類もの歯間ブラシで磨かなければ
なりません。面倒だと言って狭い歯間部に合わないサイズでエイャとしてしまうと、
歯間部の歯茎が下がってしまい、さらに歯と歯の間に食物が挟まり最悪の状況になります。
（私の経験です（泣））
そこで、ウォーターピックの登場です。歯間部のベストなクリーニング方法ではありませんが
なんと言ってもお手軽です。私は朝晩必ずウォーターピックを使っています。

残念ながら、現在、ウォーターピック社のウォーターピックは売っていないようです。
アメリカお得意のM&A　でウォーターピック社が買収されたそうです。
ハイドロフロスと言う商品で出ています。内容を見ると性能は殆ど同じようです。
以下メーカーの宣伝です。
ウォーターピック口腔洗浄器は歯周病や歯周病から発生する細菌を減少させる口腔洗浄器としてアメリカ歯科医師会から承認された初めての口腔衛生器です。アメリカでは多くの歯科医師が患者さんに推奨してきましたのですでに２,５００万台以上も普及しています。
口腔洗浄器の大切な３要素
アメリカ歯科医師会が『ウォーターピック』を口腔衛生器の第一号認定商品にした理由がここにあります。
１　脈動周波数
歯と歯ぐきの洗浄とマッサージには、毎分１,０００回～１,６００回の範囲内の脈動が効果的です。これ以上になると、水流の脈動が感じにくくなり、水圧パルスでへこんだ歯ぐきが復元しないうちに次の水圧パルスで刺激されるために、歯ぐきの痛みや損傷を起こしやすくないます。反対に毎分８００回以下では、歯ぐきへの刺激が弱く物足りなく感じます。『ウォーターピック』が採用した１,２００回のジェット水流の周波数は心地よい脈動が感じられ、歯ぐきのためにも理想的です。
2　脈動ジェット水流圧力
最大圧力が６.３ｋｇf／・以下であること。これ以上の圧力になると、歯ぐきを損傷する恐れがあります。
3　ジェットチップのオリファス開孔直径
歯ぐきに感触よく、歯と歯の間の食べカスを除去するのにさいてきなオリファス（開孔部）の直径は０.８～０.９φｍｍです
デンタルウォータージェット「ウォーターピック」販売終了のお知らせ
２００６年（平成18年）春に、米国のウォーターピック社（製造元）は、
投資企業により買収（M&A）され、海外市場の戦略変更を発表しました。
これにより、本年６月３０日、ウォーターピック社の日本事務所は閉鎖となり、
日本市場から撤退いたしました。
日本における発売元である弊社（ウエルテック株式会社）といたしましては、
相当数の在庫を確保しておりましたが、
本年秋、在庫切れと同時に販売を終了いたしました。
１９７１年（昭和46年）からの長年のご愛顧に対しまして、厚く御礼申し上げます
ハイドロフロスは、理想的な1200回／分の脈動ジェット水流に加え、磁気（イオン）水の効果でその働きを抑えることができるので、通常の口腔洗浄器と比較して歯面にプラーク（歯垢）が付着しにくい状態にします。