何度も虫歯になる人の特徴とは？

2024年6月7日

理事長の馬場です。

適切な治療を受けたにもかかわらず、虫歯が再発してしまう方が少なくありません。なぜ虫歯が何度も再発するのか、そのメカニズムや予防方法についてご説明します。

虫歯が再発するメカニズム

虫歯が再発する理由を理解するためには、まず虫歯の成り立ちについて知る必要があります。虫歯は、口内の細菌が糖分をエサにして酸を生成することによって歯が溶けてしまう病気です。恐ろしいですよね

エナメル質が僅かに溶けただけならば、唾液の持つ再石灰化作用によって歯の表面を修復することが出来ます。しかし再石灰化が歯の溶けるスピードに追い付けない場合は、歯が溶け続けて歯に穴があいてしまいます。

虫歯が一度治療された後に再発する主な理由は以下の通りです：

虫歯治療後も、毎日の歯磨きがきちんと行われていない場合、残った細菌が新たに虫歯を引き起こす可能性があります

以前に行った虫歯治療が不完全で、虫歯が完全に削り取られずに残っている場合、治療した部分の周辺で再び虫歯が発生することがありますきをつけてください。

糖分の多い食事や頻繁な間食の習慣は、再び虫歯を発生させやすい食習慣です。これらをコントロールしなければ、虫歯は繰り返し発生しやすくなります、、、、

これらの要因を理解し、毎日のセルフケアや食習慣を見直すことで、虫歯の再発リスクを大幅に減らすことが可能です。

さらに、定期的な歯科健診を受けることで、初期段階の虫歯や治療が必要な部分を早期に発見し、適切な治療を行うことができます。定期健診の受診によって、虫歯の進行を防ぎ、再発の可能性を低減することができます。

虫歯が再発する原因は多岐にわたりますが、特に重要なリスクファクターをいくつか挙げてみましょう。これらの要因を理解し、適切に対処することで、虫歯の再発を防ぐことが可能になります。

・お口の中に虫歯が多く、これまでに何度も虫歯治療を受けている人は、再発のリスクが高い傾向にあります。これは、治療済みの歯が弱くなっていることや、既存の詰め物・被せ物の隙間から新たな虫歯が発生することが理由です。

これらのリスクファクターを理解し、個々の状況に合わせた対策を講じることが、虫歯再発の予防につながりますよ

虫歯を繰り返さないためには、やはり日常生活における予防策が重要になります。

毎日の歯磨きは、朝食後と就寝前の2回が基本です。眠っている間は口内が乾燥し、細菌が増えやすい環境になる為、特に夜の歯磨きは丁寧に行い、一日の汚れをきれいに落として、口内の細菌を減らしてから就寝しましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを使用し、歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間や、歯と歯茎の隙間の汚れを除去します。必ずやりましょう
歯磨きの正しいやり方を学び、定期的に見直しましょう。正しいブラッシング方法によって、歯垢のを効果的に落とすことが出来ます。