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記事監修:院長

お口周りの悩みを改善する美容歯科

審美歯科と美容歯科の違い

審美歯科と美容歯科の違い

歯科医院で行う「見た目を整える治療」には、「審美歯科」と「美容歯科」の二つの領域があります。
近年、お口周りの見た目や機能に関するお悩みから美容歯科に関心を持つ方が増えていますが、この二つの違いは意外と知られていません。厳密な線引きはないものの、一般的には次のように区別されています。

審美歯科は「機能+見た目」、
美容歯科は「見た目の改善」が主目的

審美歯科は、虫歯や歯の欠損などに対する機能回復を前提としたうえで、見た目も美しく仕上げることを重視する分野です。
セラミックの詰め物・被せ物、ホワイトニング、矯正歯科などがこれに該当し、治療した部位を長持ちさせるという機能面も大切にしています。

一方、美容歯科は歯やお口周りの「見た目の改善」そのものを主な目的とする分野で、美容外科的な要素も含まれます。
ボトックス注射によるお口周りの筋肉へのアプローチや、ガミースマイル(笑ったときに歯茎が過度に見える状態)の改善治療などがその代表例です。

お口の構造を熟知した歯科医師が行う
美容歯科

歯科医院で美容歯科を取り扱うメリットとして、歯やお口周りの解剖学的な構造に精通した歯科医師が治療を行うという点が挙げられます。
咬筋(こうきん)や口輪筋(こうりんきん)といったお口の周囲の筋肉は、噛む・飲み込む・話すといった歯科と密接に関わる機能を担っています。
そのため、これらの筋肉に対する治療は、お口の機能を熟知した歯科医師のもとで受けることが望ましいといえます。

美容歯科を取り扱う歯科医院はまだ多くありませんが、当院では美容歯科に力を入れて取り組んでいます。
特にボトックス治療については、単に注射を行うだけでなく、根本的な改善を目指した治療計画をご提案しています。

歯ぎしり・食いしばりが
歯と全身に与える影響

歯ぎしり・食いしばりが歯と全身に与える影響

自覚しにくい「無意識の噛み締め」

当院の美容歯科で最も多いご相談が、歯ぎしり・食いしばり(噛み締め)に関するお悩みです。
歯ぎしりや食いしばりは就寝中や集中しているときに無意識に行われることが多く、ご自身では気づいていないケースも少なくありません。

ご家族から「寝ている間に歯ぎしりの音がする」と指摘されて初めて認識する方や、歯科検診で歯のすり減りを指摘されて気づく方もいらっしゃいます。
また、音を伴わない「食いしばり」は周囲からも気づかれにくいため、頭痛や肩こり、顎の痛みといった二次的な症状が出てから歯科を受診されるケースも多くあります。

歯や歯周組織へのダメージ

歯や歯周組織へのダメージ

歯ぎしり・食いしばりの際に歯にかかる力は、食事中の噛む力の数倍に達するとされています。
食事の際に上下の歯が接触している時間は1日あたり合計20分程度といわれていますが、歯ぎしりや食いしばりがある方は、この接触時間が大幅に長くなります。

長時間にわたって過大な力が歯に加わり続けると、エナメル質がすり減って象牙質が露出し知覚過敏を引き起こしたり、歯の根にひびが入る「歯根破折(しこんはせつ)」を起こしたりすることがあります。
歯根破折は抜歯が必要になるケースも多く、歯を失う原因の一つです。

また、過剰な咬合力(こうごうりょく=噛み合わせの力)は歯を支える歯槽骨(しそうこつ)や歯根膜(しこんまく)にも強い負荷を与えるため、歯周病の進行を加速させる因子としても知られています。

せっかくセラミックの被せ物やインプラントで治療した部位も、食いしばりの力によって破損や脱落が起きる可能性があるため、早期の対処が重要です。

顎関節や全身への影響

顎関節や全身への影響

咬筋(こうきん=噛むときに使う顎の筋肉)が過度に緊張した状態が続くと、顎関節症を引き起こすことがあります。
顎関節症の症状としては、口を開けるときの痛み、「カクカク」「ジャリジャリ」といった関節の異常音、口が大きく開かないといったものが代表的です。

さらに、咬筋の慢性的な緊張は側頭部や首・肩の筋肉にも波及し、頭痛や肩こりの原因となることもあります。
こうした全身症状は整形外科や内科を受診しても原因が特定されず、実は歯ぎしり・食いしばりが根本原因だったと後から判明するケースも珍しくありません。
このように、歯ぎしり・食いしばりはお口の中だけでなく全身の不調にもつながり得る問題です。

ボトックス治療
― 咬筋の過剰な緊張を和らげて
症状を改善する

そもそもボトックスって何

当院の美容歯科の中心となる治療が、ボトックス注射です。
ボトックスは美容領域でのシワ取りのイメージが強いかもしれませんが、歯科においても歯ぎしり・食いしばり、顎関節症、ガミースマイルなどの治療に活用されています。

ボトックスの仕組み
― 筋肉の過剰な収縮を抑えるタンパク質製剤

ボトックスの安全性と医療分野での実績

ボトックスは「ボツリヌストキシン」と呼ばれる複合体から、毒性を取り除いて精製されたタンパク質製剤です。
ボツリヌスと聞くと食中毒を連想される方もいらっしゃるかもしれませんが、治療に使用するボトックスは毒素が除去されており、安全性が確認されています。

ボトックス製剤は医療分野で広く使用されており、眼瞼痙攣(がんけんけいれん=まぶたが意思に反してピクピク動く症状)や斜視の治療など、筋肉の異常な収縮に対する治療薬として長い実績があります。

咬筋への注射で噛み締めの力を緩和する
仕組み

ボトックスを筋肉に注射すると、神経から筋肉への「収縮しなさい」という信号の伝達が一時的に弱まります。
これにより、過度に緊張していた筋肉が適度にリラックスした状態になります。
咬筋に注射した場合は、無意識に行っていた強い噛み締めの力が緩和され、歯や顎関節にかかる負担が軽減されるという仕組みです。

なお、ボトックスは筋肉の動きを完全に止めるものではなく、過剰な収縮を抑えるレベルに調整して注射するため、食事や会話など日常生活に必要な咀嚼(そしゃく)機能に支障をきたすことは通常ありません。

ボトックスで改善が期待できる症状

ボトックスで改善が期待できる症状

ボトックスは咬筋だけでなく、お口周りのさまざまな筋肉に対しても応用できます。当院では主に以下のような症状に対してボトックス治療を行っています。

  • 歯ぎしり・食いしばり(噛み締め)による歯の
    すり減りや歯周病の進行
  • 顎関節症に伴う痛みや開口障害
  • 咬筋の過度な発達による頭痛・肩こり
  • ガミースマイル(上唇を持ち上げる筋肉の過剰な
    動きを抑制)
  • お口周りの梅干し状のシワ(オトガイ筋の緊張に
    よるもの)

ボトックスの効果の持続期間と
治療の流れ

ボトックスの効果には個人差がありますが、一般的に注射後3〜6ヶ月程度持続します。
注射後すぐに効果が現れるわけではなく、通常1〜2週間かけて徐々に咬筋の力が弱まっていきます。効果のピークは注射後1〜2ヶ月頃で、その後は少しずつ筋肉の機能が回復していきます。

効果は永続的ではないため、症状が再発した場合には再度の注射が必要になります。
ただし、後述する認知行動療法を並行して行うことで、回数を重ねるごとにボトックスへの依存度を下げていくことを目指しています。
注射後1週間程度で経過観察のためにご来院いただき、問題がなければ次回の注射時期まで通院の必要はありません。

ボトックスと認知行動療法の
併用で根本的な改善を目指す

ボトックスと認知行動療法の併用で根本的な改善を目指す

ストレスや生活習慣が歯ぎしり・
食いしばりを引き起こす

歯ぎしりや食いしばりの多くは、ストレスや生活習慣に起因する「無意識の悪習慣」です。
精神的な緊張やストレスが高まると、就寝中に歯ぎしりが強くなる傾向があることが研究で示されています。

また、日中の食いしばりはデスクワークやスマートフォンの操作中など、集中や前傾姿勢の場面で生じやすいとされています。
ボトックスで筋肉の緊張を抑えても、こうした習慣そのものが改善されなければ、効果が切れるたびに再注射を繰り返すことになります。

認知行動療法とは
― 「気づき」によって悪習慣を修正する方法

認知行動療法は、日常生活の中で「今、食いしばっている」という自分の状態に気づき、意識的に力を抜く行動を繰り返すことで、悪習慣を改善していく手法です。

たとえば、デスクやスマートフォンに「歯を離す」と書いた付箋を貼っておき、それを目にするたびに上下の歯が接触していないか確認する、といった方法があります。
本来、リラックスしている状態では上下の歯の間にはわずかな隙間(安静空隙=あんせいくうげき)があるのが正常です。この「歯を離す」という感覚を意識的に確認する習慣をつけることが、認知行動療法の基本的なアプローチです。

しかし、認知行動療法だけでは改善度合いに個人差が大きく、効果が安定しないケースもあります。
咬筋が長年の食いしばりによって過度に発達している方の場合、意識的に力を抜こうとしても筋肉の緊張を十分にコントロールできないことがあるためです。

併用治療の考え方
― ボトックスで筋力を抑えながら行動を修正する

当院では、ボトックスで咬筋の過剰な力を物理的に弱めた状態で認知行動療法を併行する、という治療方針を採用しています。筋肉の力が抑えられた状態のほうが「力を抜く」感覚をつかみやすく、認知行動療法の効果を引き出しやすくなります。実際に、ボトックス単独や認知行動療法単独では改善が見られなかった方でも、両者を組み合わせることで症状が改善するケースがあります。

治療のゴール
― ボトックスに頼らない状態を目指す

この治療の最終的なゴールは、ボトックスに頼らなくても食いしばりをコントロールできる状態を作ることです。
ボトックスはあくまで症状を緩和するための手段であり、認知行動療法による行動の修正こそが根本的な治療の本質であると考えています。

治療の経過に応じてボトックスの注射間隔を延ばし、最終的には認知行動療法だけで食いしばりを管理できる状態を目指していきます。
治療の進め方には個人差がありますので、まずはお気軽にご相談ください。現在の症状やお悩みを伺ったうえで、最適な治療計画をご提案いたします。

よくある質問

Q.ボトックス注射に痛みは
ありますか?

注射を行うため、針を刺す際にわずかな痛みはあります。注射後に少し重くなるような感覚が出ることがありますが、これは薬剤が筋肉に作用し始めている正常な反応です。

Q.ダウンタイムはありますか?

基本的にダウンタイムはなく、注射後そのままご帰宅いただけます。ただし、治療当日と翌日は飲酒をお控えください。また、注射部位を強くこすったり圧迫したりすることも避けていただくようお願いしています。

Q.ボトックスは何回くらい打て
効果を実感できますか?

多くの方は初回の注射から1〜2週間ほどで、噛み締めの力が弱まっている感覚を実感されます。
ただし、長年の食いしばり習慣を改善するには複数回の治療が必要になることが一般的です。認知行動療法を並行することで、回を重ねるごとにボトックスの間隔を延ばしていけるよう治療計画を立てていきます。

Q.ボトックスを打つと顔の表情が
不自然になりませんか?

歯科で行うボトックス治療は、咬筋などお口周りの特定の筋肉に限定して注射するため、表情筋全体に影響を与えるものではありません。
笑顔や会話など日常の表情に支障が出ることは通常ありませんので、ご安心ください。

Q.子どもを連れて受診することは
できますか?

お子様連れやベビーカーでのご来院も可能です。
当院はイトーヨーカドー和光店の3階にあり、駐車場もご利用いただけますので、お気軽にお越しください。

皆様に愛される
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