指しゃぶりは何歳まで大丈夫?

衛生士の福井です。今回は指しゃぶりについてです。

改めて調べてみたところ、いろいろな考え方がありましたが、歯並びに影響が出ていないのであれば、4歳までは焦らず様子を見て良いと思いました。

4歳を超えても指しゃぶりが続くようなら、やめられるように、少しずつ対応策を講じていく。遅くとも5歳の間にやめる。

と考えるのが良さそうです。

そもそも、なぜ指しゃぶりをするのか?

指しゃぶりは、お母さんのお腹にいる頃から始まります。これは母乳を飲むための練習だと言われています。生まれた後は、口に物を入れるための練習という意味や、自己刺激という意味があるようです。指も口も感覚が鋭いので、どちらも刺激できる指しゃぶりは気持ちが良いわけです。

1歳半~2歳頃が指しゃぶりのピークです。この頃は30%程度の子供が指しゃぶりをしていて、3歳では20%、5歳では10%と徐々に減ります。自我が芽生え、他人と過ごすことが多くなる中で、自然にやめていきます。

しかし、それでも残る指しゃぶりは、固着した指しゃぶりとなり、なかなかやめられません。背景には、喜びや楽しさの不足、不安やストレスなどの心理的背景があると言われていますので、原因の除去に焦点を当てる必要があります。

スウェーデンの歯学書に、3歳児の50%がおしゃぶりをつかているか、指しゃぶりをしていると書いてありました。日本では3歳児の指しゃぶりは20%程度ですので、おしゃぶりをしている子を合わせてもそこまで多くならないと思います。

この違いは子育てスタイルの違いが原因のようです。欧米では、乳幼児期から専用のベッドにひとり寝をさせ、添い寝を行わないなど、自立した個としての子育てを重視します。一方日本では、お母さんがいつでも隣にいる、ということが多いですね。欧米では、口や皮膚を通した接触刺激が満たされないので、赤ちゃんが指しゃぶりで自己刺激をする機会が多いということです。どちらが良いのかは、わかりませんが、面白い話だと思いました。

指しゃぶりの歯並びへの影響

歯並びへの影響に関して言及すると、やはり頻繁に指しゃぶりをする子供は、歯並びに影響が出ています。上下の前歯が噛み合わない開咬や、出っ歯が多くあり、その他には奥歯が一部交差している噛み合わせなども見られます。

しかし、そんなに焦る必要はなく、4~5歳頃までに指しゃぶりをやめると、自然に治っていくことが多いです。指しゃぶりをやめても、自然に治らない場合は、舌の動き方や、その他の癖が原因になっていないかを見極め、対策をとればよいとおもいます。

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