学童期の歯の生え方と歯磨き習慣

院長の大槻です。

暑い日が続きますね、、、、最近は夏バテで私もやられています。

さて、今日はお子さんの歯の話をしていきます。6歳ごろから最初の永久歯である前歯(中切歯)と奥歯(6歳臼歯:第一
大臼歯)が生えはじめます。とくに永久歯の前歯4本が乳歯と生えかわる
期間は歯が並んでいる部分の幅(側方)と前後的な長さ(前方)の成長が
著しい時期です。乳歯よりかなり幅の大きい永久歯の前歯が生えてくる7~
8歳は一時的に歯の並び方に異常を生じたり、上あごの真ん中の前歯のあ
いだに隙間を生じたりします。多くの場合はとなりの永久歯が生えかわる
あいだに位置が修正されますが、歯のねじれや重なりが強い場合には永久
歯の歯並びの異常を招きます。また、乳歯の奥歯が生えかわりの時期より
もかなり早い時期に抜けてしまうと、第一大臼歯が前方に移動して、乳歯
の奥歯の部分に生えてくる歯のスペースが不足することになります。従っ
て、乳歯が早期に抜けてしまった場合には、そのスペースを保持するための ほ げきそう ち
装置(保隙装置)を装着する必要があります。 8歳ごろになると上下の第一大臼歯と前歯4歯が生えそろい、かみあわせ
の垂直的な高さも著しく成長します。そして、9歳から11歳ごろに小臼歯と 犬歯が永久歯に生えかわり、12歳ごろには全ての乳歯が永久歯と生えか わります。さらに12歳ごろから7番目の永久歯である奥歯(第二大臼歯)が 生え始めて、14~15歳ごろに生え終わります。学校給食が始まり、偏食が強い、咀嚼力が弱い、手の使い方が下手、食
事する際の姿勢が悪い、といった問題が学校生活に影響してきます。学校 に入学すると偏食が改善する例も多くありますが、一方で、より偏食が強固 になり栄養不良に陥る場合があります。そのような場合は、医師や管理栄 養士につなげる必要があるかもしれません。咀嚼力については、歯の生えか わりや口腔機能の未成熟が関係していることがあり、正しい評価や管理が 必要となります。また、手の使いかたや姿勢についても、専門的なトレーニ ングが必要な場合には、作業療法士などのかかわりも重要となります。
朝ご飯を食べられない、食事のときはいつもひとり
朝ご飯を食べない(朝食欠食)、ひとりきりで食事する(孤食)の問題が 増えてきています。2017年度の文部科学省の調査1)では、朝食を食べない 子どもが小学6年生で13.1%、中学3年生で17.3%みられました。年齢が上 がっていくと朝食を食べない子どもが増えていくようです。身体を作る大切 な時期になるため、家庭でできるだけ朝食を食べていける環境づくりをし てあげましょう。他の家族の介護や仕事が忙しい、調理が苦手、健康がす ぐれず食事を用意できない……など、さまざまな理由があると思います。 家族だけで抱え込まず、相談するようにしてください。きっと解決の糸口が みつかると思います 。

歯磨きは、回数を多くやるよりも、1日1回でもきちんと磨いている方が効果が高いといわれています。歯に汚れがたまり、虫歯菌が増殖して酸を出し、歯を溶かす(虫歯になる)までには数日以上かかるといわれています。そのため、歯磨きが不十分で虫歯になってしまったとしたら、おそらく数週間~数か月間その場所の汚れが除去されていなかったと考えられます。

ですので、このような場合は、1日の歯磨きの回数をむやみに増やすのではなく、1日1回でもきちんと磨くことが虫歯予防に効果的です。とくに、虫歯菌は唾液の減る夜間に増殖しますので、寝る前の歯磨きが一番大切です。もちろん、歯磨きには虫歯や歯肉炎の原因となるプラーク(歯垢)を除去するという目的だけでなく、口臭の原因にもなる食べカスなどを除去する目的もありますので、毎食後の歯磨きも大切です。

このようなことから私たちは、朝と昼は本人(または保護者の方)が磨き、夜は必ず保護者の方が仕上げ磨きをすることをお勧めしています。( 0 歳から 8 歳以上まで)

1日1回デンタルフロス
(少なくても1週間に2回)

歯と歯の間の虫歯を予防するにはデンタルフロスしかありません。食べカスが詰まっていなくてもきちんとやりましよう。

歯と歯の間に隙間がない場合などでは、小さなお子さま(2歳から)でもデンタルフロスが必要です。目で見て歯と歯の間に隙間がなければ歯ブラシの毛先が届いていない可能性があるので1日1回はデンタルフロスでお掃除してください。とくに 6 歳くらいになると永久歯の奥歯が生えてくることで今まであった歯と歯の隙間が詰まり、汚れがたまりやすくなることで、歯と歯の間の虫歯が急増します。

仕上げ磨きの際に一緒にデンタルフロスもしてあげてください。とくに小さなお子様では片手でできるホルダー付きのフロスが使いやすくお勧めです。

1日1回フッ素ジェル・ミネラル
(仕上げ磨きの後に)

常の歯磨き粉とは使用方法が異なりますので、かならず使用方法を確認してください。一般的には、初めの通常の歯磨きを行い歯の汚れを除去した後に歯ブラシにつけて歯に塗り込みます。そのあとは 20 ~ 30 分間はうがいや飲食はせずにできるだけフッ素ジェル・ミネラルが歯の表面に接している時間を持続させます。

また、子どもの虫歯を予防するためには通常の歯磨き粉は必ずしも必要ではありません。とくに仕上げ磨きの時に歯磨きをつけて磨くと泡で歯がよく見えなかったり、子どもが息苦しくなったりして十分に磨けないことがあるので使用しないほうがいいとされています。また、フッ素入りは磨き粉を使用していても、最後にフッ素ジェル・ミネラルを塗ることをお勧めしています。

特にチェックアップはおすすめです

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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